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HOME > 鵬玉会 > 夢録 > 十九 斎藤一ご子孫 藤田さん1 > 十九 斎藤一ご子孫 藤田さん2 > 十九 斎藤一ご子孫 藤田さん3
7)武士の心構え
▲戊辰の役150回忌 新選組隊士 及 関係者尊靈 総供養祭にて |
藤田さん 武士の心構えというのは大変です。言葉を発するにも、よく吟味して言わなければなりません。ある時、祖父と話をしていて、私がつい、「本当?」というと、「いいか、「その話は本当?」などと他人に言ってはいけない。」と言われました。
武田 どういうことですか?
藤田さん もう65年以上も前の話で、名前は忘れましたが、ある侍が他人にあることを話した時に、「本当か?」と言われて「俺は武士だ。嘘は言わない。嘘かもしれないと思われたのは自分の不徳である」と恥じ入ってその場で切腹したということです。それ以来、「本当か?」とは言わないようにしています。つい言ってしまうことはありますがね。
武田 !私も気をつけます。
藤田さん (笑)五郎(斎藤一の後の名)は、いつもピシッとしていたそうです。だらけて座っていると、曽祖父は通りしなに知らない顔をして崩れている足を踏んだりしてたそうです。(笑)
武田 武士のそういう心構えからくる所作はすべて生き残るためだ、というようなことを新渡戸稲造翁も名著「武士道」に書いていらっしゃいます。今お聞きしたエピソード、薫陶も生き残るための術であり、心構えなんでしょうね。そういう一族の薫陶を受けた藤田さんがいつもビシッとされて眼光鋭いのも納得しました。
藤田さん 家内からはよく「怖い顔をしているネ」と言われます。(笑)
武田 (笑)そういう術や心構えが家族風土の中にあったからこそ、生き残れたという一族皆様の「強運」につながったのかもしれませんね。
藤田さん そうでしょうかね。先程も言いましたように、私は「強運」という言葉より、「私は運が良い」という方が好きですが。
8) 所作には生き残るための意味がある
武田 (笑)居合の流派すべてが同じではないかもしれませんが、少なくとも無外流では正座の仕方一つにも意味があります。足は親指を重ねないんですね。
藤田さん はい。
武田 私が思うに、おそらく理由は二つ。一つは右からでも左からでもとっさのときに足を出せるようにしておくこと、もう一つは重ねた足をふいに踏みつけられたら、足が抜けずに仕留められる可能性がある、ということじゃないでしょうか。
藤田さん なるほど。
武田 「侍の最終的に行きつくところは坐脱だ、座って逍遥として死も受け入れられるように修練するんだ」いうようなことを明治天皇の教育係、幕末の三舟のお一人、山岡鉄舟先生もおっしゃっています。斎藤一さんはその坐脱をされています。そこに一歩でも半歩でも近づければいいなあ、と思います。
9) 頑健な藤田さん
藤田さん 老年の祖父は老年の曽祖父(五郎)とよく似ていたようです。私が、老齢の五郎の写真を初めて見た時、すぐに彼だとわかったのはそのためです。
武田 本当に整った、いい男ですよねえ。
藤田さん 祖父は眼光が鋭く、一見怖そうでしたが、実際には大変親切で、なんでも教えてくれる人でした。存命の頃にもっと話を聞いておけばよかったなあ、と思います。
武田 でも、その薫陶、家庭の雰囲気はきっと脈々と続いて、今この場の藤田さんにも生きていますよ。
藤田さん 私は剣道はしませんでしたが、スポーツは好きでした。ワンダーフォーゲル、ラグビーその他色々やりましたし。
武田 ラグビー!またきついスポーツを。
藤田さん 高校生の時にやっておりました。会社に入って2年目にラグビー部が出来たので参加し、40歳台半ばまでやりましたよ。
武田 藤田さんの印象は、筋肉質で頑健な感じですもんね。「戊辰の役150回忌 新選組隊士及び関係者尊霊総供養祭」で写真をご一緒したときは、迫力がある一枚になりましたもんね。
藤田さん そうですか。
後ろ奥がひいお爺様の、元新選組三番隊隊長斎藤一(当時藤田五郎)さん。
藤田さんのお爺様にそっくりだったのですぐにわかったとのこと。
ますます話がはずむ後編のアップをお待ちください>>>
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▲東映ビデオ × 無外流居合鵬玉会 「舞台 警視庁抜刀課 Vol.1」
平成の仮面ライダー2人が主演を務め、大ヒットしたこの舞台の居合を監修。
パンフレットには殺陣師青木哲也先生との対談も掲載され、舞台では演武も求められた。
47都道府県どこでも
通信教育「鵬玉居合スクール」
鵬玉会には支部がない地域を対象に、通信教育「鵬玉居合スクール」があります。 日本全国どこででも居合を学ぶことができます。 (支部がある県では、支部所属になりますが、稽古場所への参加が困難な場合には認められる場合があります。ご相談ください。)
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