夢録 
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(後編)   
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(前編)   
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14  無外流居兵道 範士九段 第十五代宗家 塩川寶祥照成 先生 
13  天然理心流 宮川清藏勇武 九代目宗家   × 無外流明思派 新名玉宗宗家 
(後編)
 
12 天然理心流 宮川清藏勇武 九代目宗家   × 無外流明思派 新名玉宗宗家 
(中編) 
   
11  天然理心流 宮川清藏勇武 九代目宗家   × 無外流明思派 新名玉宗宗家 
(前編)  
10  土方歳三 資料館 土方愛館長 
(後編)    
09  土方歳三 資料館 土方愛館長 
(前編) 
08  天然理心流 勇武館副会長 井上雅雄先生
(後編)  
07  天然理心流 勇武館副会長 井上雅雄先生 
(前編)
06  天然理心流 宮川清藏勇武 九代目宗家
(後編)
   
05  天然理心流 宮川勇武清藏 九代目宗家
(前編)
04  新選組近藤勇 局長ご遺族 宮川豊治さん 
03   作家 島地勝彦先生 
02  無外流明思派 新名玉宗宗家
01 作家 北方謙三先生
 
 
   
 
 
 
   
HOME > 鵬玉会 > 夢録 > 七 天然理心流勇武館副会長 井上雅雄先生



第7回の夢録は、第5回6回の夢録「天然理心流 宮川清蔵勇武宗家」
の勇武館副会長 井上雅雄先生のインタビュー。
井上先生はなんと、幕末の京で一世を風靡した新選組六番隊 井上源三郎組長の
ご子孫なのです。

かつて作家浅田次郎先生も審査員をし、NHK大河ドラマ「新選組!」のキャストもゲスト出演した、
ひの新選組まつり。

その2009年の回のこと。

この夢録でインタビュアーをしている私、武田鵬玉は近藤勇役を拝命いたしました。
全国から集まったファン300人を率いて歩いたときには、近藤勇の興奮というものを感じたように思いました。

以来演武でもご一緒し、天然理心流宗家の宮川清藏勇武先生とはありがたいご縁ができました。
その宮川先生の勇武館副会長でいらっしゃる井上雅雄先生にインタビュー。
先生は、NHK大河ドラマ「新選組!」では「源さん、源さん」と呼ばれていた
新選組六番隊組長 井上源三郎の五代目のご子孫。

近藤勇、土方歳三、沖田総司、井上源三郎の天然理心流と、
斉藤一の無外流は新選組以来ご縁が深い流派。
そういう意味では、この夢録でご紹介するのに、ふさわしい方のお一人でいらっしゃるのではないかと思います。

内容が濃いため、今月と来月の二回に分け、前編後編でお届けします。
(インタビュー 武田鵬玉)



井上雅雄先生

天然理心流九代目宗家宮川先生とともに、勇武館でご指導される勇武館副会長。そして新選組六番隊組長 井上源三郎の五代目子孫でいらっしゃることから、井上源三郎資料館の館長をしていらっしゃいます。





1)新選組六番隊組長井上源三郎さんのご子孫

武田鵬玉(以下武田) 今日は天然理心流九代目宗家宮川先生のご紹介で、天然理心流勇武館副会長をしていらっしゃる井上雅雄先生です。よろしくお願いします。

井上雅雄先生(以下井上先生) よろしくお願いします。

武田 先生は新選組六番隊組長井上源三郎さんのご子孫なんですね。

井上先生 第五代の子孫に当たります。

武田 先日の近藤勇局長のご遺族宮川先生といい、井上先生といい、私は歴史を触っているんだな、とワクワクします。新選組創立メンバーの井上源三郎さんのことを知るところから、私は無外流ですが、流派の壁を越えて、天然理心流を通じて武道、武士道の核に迫りたいと思います。

井上先生 はい、よろしくお願いします。

武田 NHK大河ドラマ「新選組!」をご覧になっていた人たちからすると、井上源三郎さんと言うば、「源さん」という呼び名がぴったりの、優しい世話役とでも言いたいようなイメージです。その源三郎さんのことからお聞かせ願えますか?

2)甲斐武田家の旧臣、八王子千人同心

 
武田信玄/武田晴信像

井上先生 源三郎は井上家の先祖です。この井上家は甲斐武田家の旧臣だったんです。

武田 甲斐武田家の遺臣は、集められてこの地域におかれ、八王子千人同心と呼ばれたんですよね。

井上先生 そうです。甲斐武田家の遺臣は、千人同心として多摩地方の幕臣になりました。扱いは幕臣です。

武田 なぜ多摩だったんでしょう。

井上先生 この地域は甲州口と言って、武蔵と甲斐の国境です。その警備と治安維持だったようです。

武田 これは大変失礼な言い方かもしれませんが、一般のイメージは天然理心流をやられていた方達は武士階級ではなく、新選組はそんな人たちが作った、というものだと思います。そんなイメージからしたら、ちょっと今回の夢録は、出だしから「?」と思われるかもしれませんね。井上家は幕臣だったわけですから。

井上先生 八王子千人は武田家から248名が徳川家に残されました。井上家で第七代目千人同心をつとめたのが源三郎の兄井上松五郎でした。

3)井上源三郎さんのお兄さん、松五郎さん

武田 確か松五郎さんには、近藤勇局長も刀を京から贈っていますよね。

 
ケースの中には井上源三郎氏の、天然理心流切紙、目録、中極意目録、免許と錚々たる巻物が。


井上先生 ええ。松五郎は近藤勇局長にとっては重要な人に当たりました。新選組の相談役とでも言うべき立場だったんです。
なぜそんな立場だったか、という理由もはっきりしています。天然理心流と言えば近藤勇、土方歳三、沖田総司、井上源三郎がその生え抜きです。この四人よりも松五郎は一段上なんです。

武田 え?そうなんですか。

井上先生 天然理心流は切紙、目録、中極意目録、免許という順番です。源三郎は免許まで持っていました。しかし、実は免許の上に印可、指南免許というのがあります。この指南免許をもらうと道場を開けますし、教えることもできます。松五郎はこの指南免許を持っていました。

武田 すると、井上松五郎さん自身が天然理心流の大看板だったんですね。

井上先生 実際に松五郎がもっていた、それらの証書がこの資料館には展示してあります。こういった形で松五郎が資料をたくさん残してくれていますので、当時の様子をわかる所以にもなるわけです。

武田 なるほど。



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