夢録 
20  新選組三番隊隊長 斎藤一直系ご子孫
藤田さん

(後編)    
19  新選組三番隊隊長 斎藤一直系ご子孫
藤田さん

(前編) 
18   
17 
(後編)     
16 
(前編) 
15   
14  無外流居兵道 範士九段 第十五代宗家 塩川寶祥照成 先生 
13  天然理心流 宮川清藏勇武 九代目宗家   × 無外流明思派 新名玉宗宗家 
(後編) 
 
12  天然理心流 宮川清藏勇武 九代目宗家   × 無外流明思派 新名玉宗宗家 
(中編) 
  
11  天然理心流 宮川清藏勇武 九代目宗家   × 無外流明思派 新名玉宗宗家 
(前編)  
 
10  土方歳三 資料館 土方愛館長 
(後編)    
09  土方歳三 資料館 土方愛館長 
(前編) 
08  天然理心流 勇武館副会長 井上雅雄先生
(後編) 
07  天然理心流 勇武館副会長 井上雅雄先生
(前篇)  
06  天然理心流 宮川清藏勇武 九代目宗家
(後編)
   
05  天然理心流 宮川勇武清藏 九代目宗家
(前編)
04  新選組近藤勇 局長ご遺族 宮川豊治さん 
03   作家 島地勝彦先生 
02  無外流明思派 新名玉宗宗家
01 作家 北方謙三先生
 
 
   
 
 
 
   
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9)奥様が温かく待ってくださっていた


武田 お参りに行かれたんですよね?

新名宗家 線香をあげに行きました。ありがたいことに奥様が「アンタが来ると言っていたから」と、からだを気遣ってくれてね、高いサプリメントを、あれもこれもと幾つも準備してくれていたんだ。「よく来てくれました」と歓迎され、帰りは車で送ってくれました。もう本当にありがたかった。奥様の歓迎だったが、これは塩川先生の意向だ、と感じたよ。

武田 驚いたのはこの写真です。初盆の祭壇のお写真ですよね?盆提灯を贈られていたんですね?

新名宗家 ヨーロッパ連盟長が稽古に来ていたのでお参りには行けなかったから、奥様が写真を送ってくださったんだ。


10)遺影の両側に立つ新名宗家の盆提灯


▲塩川先生の初盆の祭壇。遺影の両横には「無外流居合道 明思派宗家 新名玉宗」の立札が立てられている。
 

武田 驚くのは、ご宗家の贈られた盆提灯が塩川先生の遺影の横に立っていることです。

新名宗家 そうなんだ。ホントに私も驚いたよ。

武田 塩川先生の「家紋と塩川家」戒名の「寶祥院釋照護」と記した提灯一対が無外流居合道 明思派宗家 新名玉宗という立札をつけられて並んでいます。

新名宗家 ワザワザ立札を立ててくださったんだな。亡くなる前に私の手紙をご覧になった塩川先生のお喜び、私へのお言葉をご存知の奥様が考慮してくださったのかもしれない。でも私には、塩川先生が今も「しっかりやれ!頑張れ、新名!」とおっしゃっている証のような気がしてならないよ。

武田 凄いことですね。この写真一枚が全てを物語っているような力強さです。本当に私は塩川先生にお会いできなかったことを悔やみます。

新名宗家 しかし、私は今はこう思うんだよ。これはね、「新名がどうこう」ということではないんだ。塩川先生の奥様や、今日まで地道な稽古を積み上げて来た、明思派一門の皆さん達のお陰であり、有り難いことなんだ、とね。


11)塩川先生から学んだのは技術だけではない

武田
 その姿勢を私も学びたいと思います。

新名宗家 塩川先生から学んだものは技術だけじゃない。武道に向かう姿勢も、生き方もたくさんのものを学んだんだ、すべて私の財産になったんだ、と思う。先生の下を離れて十年経った。でも、感謝の気持ちを忘れずにやって来たことを、奥様はじっと見ておられたんだね。

武田 それは塩川先生も見ていらっしゃったということでしょうね。

新名宗家 ホントに有り難い事であったと感謝しているよ。所詮この世は人と人の繋がりです。損得で計算するのではなく、また陰日向なしに誠実にお付き合いさせて頂くことが極めて重要だったんだね。

武田 天に伝わるようなものでなければならないと最近感じます。


12)術の中に道を見い出す

新名宗家 先生の志を受け継ぎ、そして今度は一門の皆さんに無外流、玄黄二刀流、そしてたくさんのものを伝えていかなくちゃならない。稽古も、格好や見た目の美しさだけを追い掛けるのではなく、真の武術として「術の中に道を見出だす」という地道で、かつ探究心を持って日々稽古に励まなくちゃならないからね。

武田 心します。

新名宗家 無外流は、そして玄黄二刀流は単なる動きやただの形ではないよ。それをこれから門をたたく人たちにもわかるように伝えて欲しい。


▲系譜を継ぐ一門として、私たちもWEBのこの写真に頭を垂れたい。


鵬玉独白

塩川先生のお話は新名宗家からよくお聞きしました。聞くたびにその豪快なエピソード、弟子に対する愛情にうれしくなりました。失礼ですが、どこかやんちゃです。そのやんちゃな姿、そして実力に裏打ちされた強さは昭和最後の武道家という言葉がふさわしいのかもしれません。

私は新名宗家に「塩川先生に一度お会いしたい」と言いましたが、かなわぬ夢になってしまいました。
しかし、この塩川先生の系譜を継ぐ一門であることに誇りを持ち、皆でその道を一歩ずつでも進んでいきたいと思います。





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